›
みなさんこんにちは。@kouhei_mitsuyaです。
今日は 【 新企画 】 起業家インタビュー第一弾として
株式会社アドスペースの代表取締役春山佳久さんにインタビューをしてまいりました!
春山 佳久
株式会社アドスペース代表取締役&ファウンダー
1981年生まれ。北海道出身。
University of California, Los Angeles(UCLA)Aerospace Engineering B.S.卒。
03年National Collegiate Engineer Award受賞。
新卒で株式会社電通入社、新聞広告を担当。
その後、Googleにて広告マネジャーとしてAdWords,YouTubeの広告営業。
08年、家業である農業にて株式会社とれいすを創業。
農業×ITをテーマに事業展開したが09年末解散。
10年07月、株式会社アドスペースを再創業。
新しいインターネット広告事業を展開。現在、α版を開発中。
もともと電通やGoogleに勤めていた春山さんが起業しようと思ったきっかけを教えてください。
大学を卒業しアメリカから帰国する際、飛行機の中で孫正義さんの本を読み『かっこいいな』と思い内定が決まっていた電通へ入社するまでの約10ヶ月間ソフトバンクで働かせていただきました。そして孫さんの元で色々仕事をさせていただく中で自分も孫さんの様に起業してみたいと意識する様になりました。
一度目の起業株式会社とれいすで学んだことなどあれば教えてください。
学んだ事は沢山あるのですが一番はまず『やってみる』という事ですね。起業する前に頭で考えていた自分の強みや考えが実際にやってみると全然通用しなかったりするんですよ。
自分がやりたい事業をやるにはどんな能力が必要か、今自分にはどんなスキルがたりないのかやってみるとだんだん分かってきてそれを勉強する様になるんです。
LAでの留学経験をなされていますがアメリカの学生と日本の学生の
違いなどありましたら教えていただけますか?
まず学部の選び方が違いますね。基本的にその学部の延長線上で就職先を決めるんですよ。日本のように農学部から全く関係のない広告会社に入社するような事例はあまり無くて
直線的な就活スタイルですね。
それから凄く良かったのが社会人の方が学校に来て授業をしてくれるんですよ。
教育熱心なOBの方多くて具体的にどんな仕事をしているか、
学校で学んだこんな事が役に立っているなど教えてくれて
学生はそれを聞く事で学ぶ事に対する意識も変わってきたりするんです。
起業へのモチベーションは海外の学生の方が強かったりするんですか?
起業したいと考える学生の数はアメリカも日本も変わらないと思います。しかし実際に行動する数はアメリカの学生の方が10倍くらい多い様に思えます。
理由としてはアメリカでは社会的に起業家というものが評価される環境だったり
日本の様に起業=リスクという考えがあまり無い点だと思います。
続いてアドスペースについていくつか質問させてください
アドスペースの事業内容と会社の雰囲気を教えていただけますか?
一言でいうと新しいアドネットワークをつくっている会社です。雰囲気は基本的にはエンジニアライクな感じなのであまり『新規とってこい!』って感じではないですね。
春山さんが考えるアドスペースの特徴やモットーを教えていただけますか?
効率よくやらなくてはいけないと思っているのであまり人間を介したビジネスフローというのをやらない様に意識していますね。
またメディアに1円でも多く稼いで頂いて優秀なライターやデザイナーを採用して
より良いコンテンツになるようなお手伝いが出来る会社でいたいですね。
御社のパブリッシャー向けサービス[インピク広告]ですがこのサービスを作ろうと思ったきっかけを教えてください。
大学時代にメジャーリーグの写真を撮っているカメラマンが知り合いにいてその方がいろんな新聞社から写真ライセンスを有償で提供いました。
そのライセンス料金をペイできるだけの広告収益をあげられているウェブページがどれだけあるか、疑問をもち
なんとかWebページでもっと収益をあげられることができないかぁと考えていたのがきっかけですね。
またメインコンテンツの中で広告を出せたらこれまで無意識的に広告を無視していた
ユーザーに対してリーチ出来るんじゃないかなぁと思いました。
インピク広告を開発するにあたって難しかった点などあったら教えていただけますか?
画像はゴミも多いのでどれがメインの画像かピックアップするのが難しかったですね。それからクリックするユーザーにストレスあたえずに広告を出す事も意識して開発していて
それは今でも課題だと考えていますね
アドスペースでは【新しいインターネット広告事業】をキーワードに事業を展開しているようですが
春山さんが考える今後のインターネット広告業界とはどのようなものでしょうか?
僕が思うGoogleやFacebookの立ち位置っていうのがあってGoogleはデジタル的に自分が求めている情報を的確に出してくれる、
Facebookはどちらかというとアナログ的に自分の周りの興味関心をマッピングして情報を出してくれる
そして今後は自分の興味関心を認識したエンジンが出来て情報の方から来てくれるっていう流れが出来るんじゃないかなぁと思っていて僕もその環境で何かビジネスができないかなぁと考えています。
最後に10年後何をしていたいですか?
マーケットの規模的に日本だけではまだまだだなぁと思っていて日本の起業したいっていう若者に海外で勝負できる環境を用意していきたいなぁと思います。
日本人だから日本でしか勝負できないって諦める人を少なくしてどうせやるなら世界で一発当てよう!
っていう若者をどんどん出していく環境をつくりたいですね。10年後に充分すぎる程お金があったらですけど(笑)
まとめ
今回インタビューしてみて春山さんの経営スタイルというのはこうすれば【 誰か 】がもっと喜ぶんじゃないか? 感動するんじゃないか?という
前向きな疑問が根源にあるように感じました。
その【 誰か 】というのが時にユーザーだったり、クライアントだったり、
常に彼らの『こうだったいいな』を感じ取り、形にしていく会社がアドスペースなのではないかと思いました。
春山さん、まさに男が憧れる男でした!!