はじめまして、4月から新卒入社した大北です。 実は私、入社するまでプログラミング経験が0でした。現在はHttpやデータベースなど、プログラミングの基本を1から、マンツーマンで叩き込んでいただいています。
そんな私がこれまでやってきたことのうち、唯一役に立っていると感じるのが英語学習です。開発用語は英単語が多いですし、クラス名などを考えたり、ドキュメントを読んだり、意外と英語を使う機会が多いですよね。
今回は入社してからの3ヶ月間で使った英語学習方法をお伝えします。
1. 語彙は類語辞典で増やす
このメソッドをcreateって名付けたいけど、すでに使ってしまった...なんていう時は、”言い換えたい単語 synonym”で検索しましょう。synonymとは類語という意味で、単語 + synonymで検索すると、大抵その単語の類語辞典のページがヒットします。 10〜20個程度は教えてくれるので、その中から適当なものを選んでくださいね。
おすすめの類語辞典
1. theSaurus
単語の意味の近さ(relavance)、難しさ(complexity)などで色分けできるのがポイント高いです。
2. Power the Saurus
名前が似てますが、こちらはユーザーからの投票を元にsynonymをランキング形式で表示してくれます。
3. Codic
最後に、日本語から自動でメソッド名を作成してくれるさらにお手軽なツールです。
2. 知らない単語は接頭辞, 接尾辞で推測する
メソッド名やエラーメッセージに表示される、プログラミングで使われる単語には、長く聞きなれないものも多いです。ただ、いちいち検索するのは面倒ですよね。
そのようなとき、接頭辞(prefix)、接尾辞(suffix)の知識があると、なんとなくですが単語の意味を推測できます。
接頭辞、接尾辞とは、単語の前や後につける決まり文句です。例えば、まだ定義されていないという意味の”undefined”の”un”などが該当します。日本語で言うと”未定義”の”未”のようなイメージです。
基本のprefix 10選
Prefix | 意味 | 単語例 |
---|---|---|
anti | 反対の | antipattern(悪い例) |
de- | 〜から離れて | degrade(グレードが下がる) |
dis- | not, opposite of | disagree(反対する) |
in-, im-, il-, ir- | 〜でない | impossible(可能性がない) |
mis- | 謝って | mistake(失敗する) |
re- | again | refactor(リファクタリングする) |
sub- | 下の | subgroup(下位グループ) |
trans- | を渡った | transform(形を変える) |
un- | 未・〜でない | unavailable(使えない) |
基本のSuffix 5選
Suffix | 意味 | 単語例 |
---|---|---|
-able, -ible | 〜できる | variable(変数) |
-en | から作られた | widen(広がった) |
-er | 〜人 | engineer(エンジニア) |
-ful | 〜でいっぱいの | successful(成功した) |
-ology | 〜学・論 | methodology(方法論) |
ちなみにもっともよく使われるsuffixは、動詞の時制変化のed, ing, 複数形の s, esなどだそうです。 この他にも色々あるので、prefix, suffixで検索してみてくださいね。
3. Google検索で簡単に文法をチェック
最後に英語を書く際に、簡単に正しい文法や言い回しをチェックする方法を、ご紹介します。英作文をしているときに、時制や前置詞の位置、複数形か単数形かなど、いろいろ気になりますよね。
そんなときに便利なのが、思い付いた部分をそのまま検索することです。ネイティブが実際に使っている表現かどうか、その検索結果数で判断できるからです。
例えば、保守、メンテナンスすることと言いたいときに、文法上だと
- maintainancing
- to maintainance
の2つが考えられると思います。
ですが、それぞれ完全一致検索として””で囲って調べてみると
- maintainancing / 20,900 件
- to maintainance / 5,160,000 件
圧倒的にto maintananceで使われることが多いとわかります。
また動詞と目的語の間に前置詞を入れるか迷う例として、adviseについて見てみると
- advise you / 364,000 件
- advise to you / 25,800,000 件
この場合は advise you が正しいようです。
何となく覚えている言い回しだけど、本当に正しいのかな...なんてときは、 ぜひそのまま検索してみてください。
ご紹介した3つのポイントで、毎日の業務を少しでも効率よく進めてみてくださいね。