FLINTERS Engineer's Blog

FLINTERSのエンジニアによる技術ブログ

Japan Innovation Leaders Summit @品川

こんばんは!kakeyangです。


Tech総研の「JAPAN INNOVATION LEADERS SUMMIT」に参加してきました。
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■日時: 2011年1月15日
■場所: 品川グランドセントラルタワー
■人数: 500人程度(スマートフォン所持率9割超w Mac率も高w)


キーワードはやはり、「スマートフォン」と「クラウド」ですね。
加えて、グリーさんとDeNAさんは「グローバル化」といったところでしょうか。
どの講演も聞き応えがあり、非常に有意義な講演会でした!


また、最後のMIT石井教授の
「人生は短い。新しいことに挑戦することは最高の贅沢だ」
という言葉が非常に印象的でした。


セプテーニの今期のスローガンは
「新機開拓」
僕もどんどん挑戦して、事業を起こすぞぉ!

MIT 石井教授 「変化する情報生態系・加速する情報水流・永遠の未来」

概要

スライド200枚超の超高速スピーチ。
それでも内容が脳みそに入ってくるから不思議。スライドの写真が美しい。。。


空間と人の融合。常に新しいものを発信し続ける。
「未来を予測する最も簡単な方法は自分で作ること」
「何故」の速射砲
これがMITメディアラボの原動力でしょう。


その研究内容は多岐にわたり、独創的。
久しぶりにアカデミックな世界に戻りたくなりました。


極めつけは、「twitter返し」と「ラブプラス変換」。ネーミングセンスが素晴らしいですね。
一見無意味なツイートに、異次元の意味合いを持たせたリツイートを繰り返す。
これは有意な発想トレーニングになりそうです。
  • 既存のものを異次元空間にぶっ飛ばす思考ロジック
  • 人を魅了する話し方、魅せ方
を石井教授から学ばなければならないと思っちゃいました。


そして、僕らエンジニアが常に頭に叩き込んでおかなければならないのが、
「2200年を生きる人に何を残し、どのように思い出されたいか?」
これです!!!


業務に応用できそうなこと

イデア出しの方法論として、
  • 適当なツイートに乗っかって何かを発想する
  • 何かの現象を無理やり何かに例えてみる
といったことは実践してみると面白そう。


DeNA 松信さん 「ソーシャルゲームのためのデータベース設計」

概要

selectもinsertもupdateもdeleteもインメモリでやりましょうという話です。


ソーシャルゲームは、次のような特徴があるみたいです。
  • ユーザ数が「一気に」増える
  • クライアント/サーバ型
  • 行動パターンを解析できるし、する必要がある
  • リリースしてからどう修正するかがポイント
  • イベントがあるので、永続的なデータの他に期間限定のデータがある
  • 朝5時のトラフィックは23時のトラフィックの20%以下


で、NoSQLってどうよ?って話ですが、必ずしもRDBMS<NoSQLは早計みたいです。
(松信さんがMySQL本家出身というのもありますが)


ただ、MySQLだと100,000select/secが限界らしいのですが、
NoSQLだとその5倍程度パフォーマンスが出る例もあるみたいで、
レスポンスを求めるのであれば、検討の余地はありですね。


Amazon 玉川さん 「アマゾンクラウドの真価」

概要

軽快なトークでAmazonクラウドAWS)をご紹介いただきました。


面白かったのは、
  • 米国では、ITエンジニアはなりたい職業1位(日本は3K・・・)
  • ネットワーク帯域は、AWS>EC事業(〜2007年)
ということです。
米国ではITエンジニアはリスペクトされてるみたいです。


また、クラウドを導入することのメリットとしては、といったところです。


アドテックに応用すると

やはり、クラウドを採用することでメリットを享受できる最大のシーンは、
トラフィックが頻繁に増減する類のサービスです。


なので、
  • メール配信とか純広告配信とか
  • 大量データのマイニングとか集計とか
のインフラに採用してもいいかもしれませんね。


GREE 伊藤さん 「GREE Platform for Smartphne」の構成技術

彼の著書にどれだけお世話になったことか・・・
お会いできて光栄です・・・

概要

PlatformとはSDKと解釈できます。
そしてそれを、オープンにするそうです。


また、公式にTitaniumunityなどのミドルウェアにも対応するみたいです。


つ・ま・り!
マルチデバイスにGREE基盤のビジネス(アプリ)を構築可能ということですね!
これは楽しみだァ!


ちなみに、kakeyang個人的に大注目のTitaniumですが、
社内では悲しいくらい刺さりません。。。
もう勝手に何かアプリ作ってやろうかと思ってるくらいです。。。

アドテックに応用すると

いや、乗っからない手はないですよね。


Yahoo! 角田さん 吉田さん 「Hodoop 〜Yahoo!JAPANでの活用について〜」

概要

  • テラバイト級のデータ処理、バッチ処理に有用
  • リアルタイムには不向き
という一般的に知られている内容です。


実際にYahoo!さんみたいに、データ量が多すぎて困る!という企業さんは、
まあ限られてくると思いますよ。


最後のセッションで明石さんがおっしゃってましたが、
1日に数百億リクエストを捌き、月に数百億ログのマイニングを捌かなければならない
システムの設計・構築・運用はエンジニア冥利につきるでしょうね。

アドテックに応用すると

すでにYahoo!さんは以下に利用しているそうです。
  • 表示広告最適化
  • 表示コンテンツ最適化
  • TOPページの検索ランキング表示
  • 検索ワード入力補助のための集計