こんにちは!
時差ぼけに意外と苦しんでる@kakeyangです。
早速、ad:techの2日目をレポートします!
ad:techは「キーノートスピーチ」「セッション」「展示」に別れてます。
これらから、自分が興味あるものだけを抽出して、
うまいことスケジューリングすることがコツみたいです。
僕はad:techに参加するのはこれが初めてなので、今までどうだったかわかりませんが、
ad:tech用のスマートフォンアプリが用意されていて、これがまたよく出来ている!
僕のスケジュールはこのアプリに頼りっきりです。
キーノートスピーチ
Trends, Fads & Transformations
The Changing Face of the Internet with Dr. Jeffrey Cole, USC Annenberg
オシム監督のような紳士が、ある一定間隔で左右を往復しながら
淡々と冗談をまくし立てるという、謎のスピーチでした。
タイトルに反して、トラディショナルなメディアの話ばかりだったため、
マーケターには興味深い内容だったかもしれませんが、僕みたいなエンジニアには
何ら興味のわかない内容でした。
セッション
Social Gaming
世界的には53%のFacebookユーザがソーシャルアプリを使っており、
1アプリあたりの売上は、オーダー的にはTV番組に匹敵するらしいです。
あえて書く必要はないかもしれませんが、
主だったアプリベンダーを挙げれば以下のようになります。
アプリベンダーの収入のうち、広告費はたった10%で、実際にマネタイズできているのは、ユーザ全体の1-5%に過ぎないとのこと。
ただ、ソーシャルアプリ自体がいわゆるフリーミアムモデルなため、
この割合を増やすことはなかなか難しいでしょうね。
また、オンラインゲームに注目してみると、
主戦場は北米ではなくアジア、特に中国とのこと。
ここには文化的背景があり、中国はフリーミアムモデル
(ゲーム自体はただ、アイテム課金)がよく馴染むようです。
国ごとにはやはり結構クセがあるようで、
- 日本・・・マーケット(DAU)は小さいがARPUは大きい。モバイル率が高い(80%)
- 中国・・・マーケット(DAU)は大きいがARPUは小さい。フリーミアムがなじむ。
- 韓国・・・ゲームマニアが伝統的に多い。
- インド・・・これからの市場。モバイルの潜在能力が大きそう。
また、今後のソーシャルアプリにおける動向予想ですが、
Facebookの海外志向、モバイル志向が高まっており、それに伴い、
アプリベンダーの海外進出も加速しそうです。
とりあえず、僕ら日本人が思ってる以上にFacebookアプリは凄そうです。
ちなみに日本では殆ど知られていませんが、TOYOTAがFacebookアプリで
ブランディングに成功しているようです。
いわゆる育てゲー的なものみたいですが、VirtualでRealの車のファンを増やすことを目的としており、
13.3Mのユーザを集めています。
ユーザ間でのアイテム(Green Eco House)交換を促進しており、
それによってエコのイメージを付けることにも成功しているようです。
Augmented Reality(AR)
結論、目新しい話はなかったのですが、せっかくなのでまとめます。
? ARとは、VirtualとRealilyの架け橋であり、センサーの塊である。
ちなみに僕はその昔、ジャイロと加速度センサを専門的に扱ってました。? ARは以下のジャンルに分けられます。
- Interpret the virtual world(カメラをかざすと翻訳してくれる)
- Annotate the virtual world(セカイカメラ的な物)
- Inform and assist in context(広告とか道案内とか)
- Simulate an experience(全く仮想の物体を映し出す)
結構利用出来るシーンは増えてきているみたいです。
iPad and Tablet
とにかく販売台数、市場の伸びが半端ないと。
発売からたった28日で100万台販売達成、2010年までに累計14M台を販売しているとのこと。
会場でもiPadをタブレットPC代わりに使用している人は結構いて、
日本よりもはるかに普及している印象です。
ただ、appleストアでiPad2を触ってみましたが、まだまだ日本人にはモッサリ感があり、
もう少しコンパクトになって欲しいかなと思いました。
以下、最近はやりの言い方をすると、
「タブレットについて知るべき5つのこと」です。
- メディアの使われ方に影響を与えている。ポータブルゲーム(PSP等)は31%使われなくなった。
- スマートフォンよりも使用時間が長い。
- 長文を入力/表示できるデバイス上の性質は差別化要因たり得る。
- iPadは持ち運びやすさ的に言えば、ラップトップよりも携帯に近い。
- タブレット広告は有望。実際に広告のimp/クリック数は増えている。
Startup Spotlight: Next-Gen Advertising
一番面白かったといえば面白かったのですが、同時に聞き取れた英文も少なく、
内容をあまり理解できなかった、無念なセッションでした。
個人的には、YinzCamというスポーツのリワード広告みたいなのが面白かったです。
人気選手もコンテンツ。
ユーザ(ファン)にはTVとは違った面白い視点の映像を提供する代わりに、
選手の詳細情報を知りたければ、広告からコンバージョンしてね、的な感じでした。
あと、kiipという会社のプレゼンが非常に印象的で、
若いのに威風堂々としたものでした。
が、肝心のサービスとして何がすごいのかがわからず(これは僕の責任)。。。
展示
僕はエンジニアなので、やはり尖った技術を発見したい!
ということで、「Emerging Technology」というカテゴリをメインに散策しました。
結論、まだぶっ飛んだ技術を持った会社は見つけられてません。
ただ中には、よくよく話を聞いたら人材紹介会社だったりと、
僕のフィルタリング精度もまだまだ甘いので、明日出直したいなと思ってます。
今のところ、注目の技術は以下ですが、詳細は明日。
- ブラウザ上の広告表示領域の広さに応じてクリエイティブを変更する
- リアルタイムビッティング専用のNoSQL
ではまた、明日!