2年目エンジニアの大北です。 今日は9/5に開催した弊社主催のエンジニア交流イベント、第2回新宿Geek Loungeのレポートをお送りします!
第2回目のゲストは、スターバックス社のJamie Allenさん。(※講演は通訳付きです)
Jamieさんは、スターバックス社のバックエンド開発を牽引するDirector of Engineeringであり、過去にはLightbendでSenior Directorを務めていたそうです。
Scalaエンジニア歴は9年!Effective Akkaの著者、Reactive Design Patternsの共著者でもあります。
20:00〜 Jamieさんの講演(前半)
新宿Geek Loungeは乾杯からスタート。
ビールやワイン、ジュースなど思い思いのドリンクを取って席につきます。
Jamieさんの講演が始まります。 スターバックス社やLightbend社での経験を話しつつ自己紹介をされるJamieさん。実はコーヒーは全く飲まないそうです(笑)
スターバックス社の開発テーマは、「ビジネス価値をもたらすこと」。今回のお話は技術力の追求とビジネス上の価値の関係性をメインにお話いただきました。
Functional ProgramingかReactiveなのか?
Jamieさんの答えはどちらも良いところがあるので取り入れる、でした。
またAkkaを使うべきか、というテーマには、Akkaは必須ではなく、ビジネス上の価値が出せることにフォーカスすべしとの見解でした。
たとえば、1日15億件のエラー通知システムを開発した際もAkka Clusterは必要ないと判断したそうです。
20:30〜 休憩
ここで待ちに待ったディナータイム★
見た目も素敵なお料理を美味しくいただきました!
20:45〜 Jamieさんの講演(後半)
後半のテーマはデータについて。
スターバックスカードに70億ドルもの額がチャージされているスターバックス社は、Jamieさん曰く「銀行」。
お金という点で必ず問われるデータの一貫性、また世界中に展開するサービスという点で必要となる可用性のトレードオフは、Kafka、Cassandraなどのシステムを使って実現しているそうです。
Jamieさんが今注目しているのは、Google Cloud Spannerで、データの一貫性を保ちつつスケールもできるのだとか。ただJamieさんご本人も「クレイジーなサービスだ!」(素晴らしいという意味で)とおっしゃっていました。
Google Cloud Spannerの概要はこちらが参考になると思います。 jp.techcrunch.com
Jamieさんのスライドはこちらから見れます。
www.slideshare.net
21:30〜 じゃんけん大会
Jamieさんの講演後、サプライズでDeepLearning4j作者のAdamさんから抽選で本をいただきました。 じゃんけん大会を制した参加者の方に、Adamさんのサイン付き本が贈られました!(おめでとうございます!)
LT① 玉置さん
FutureのExecution Contextを中心にお話していただきました。
詳細はブログでも読めるそうで、恐らくこちらの記事だと思います。
最後の締めは庄内弁のありがとう「もっけだの」でした!
LT② Adamさん
そしてAdamさんのLT。
「Adamさん:日本語を勉強しています。けど英語話します」でした(笑)
テーマはDeep Learning For Enterprise、どのようなEnterprise(例えば企業なのか学校なのか)にはどのような形のDeep Learningが適切なのか、などのお話をしていただきました。
ゆっくり分かりやすく話してくださったため、通訳の方はいなかったものの「理解できた!」という声が多かったです。
スライドはこちらからご覧いただけます。
www.slideshare.net
22:00〜 お疲れ様でした!
終始和気あいあいとした雰囲気の会場でした。参加者の方々の会話に花が咲き、イベント後も飲みに行ったとか行かないとか。
次の新宿Geek Loungeは9/19(火)
第3回のテーマはデータ分析基盤! Embulk, ETL, Treasure Dataなどについて、3人の登壇者の方にそれぞれお話いただきます。
shinjuku-geek-lounge.connpass.com
次回も美味しいご飯とお酒を用意して、セプテーニオリジナルのカフェスペースでお待ちしております!