FLINTERS Engineer's Blog

FLINTERSのエンジニアによる技術ブログ

エンジニアの悩みと成長について考える

自己紹介

明けましておめでとうございます!エンジニアの服部です。FLINTERS 10周年記念ブログリレー、今回で115日目です。133日目までもう少しですね。2024年もよろしくお願いします!

導入

『つよつよエンジニア』をご存知ですか?技術力や問題解決能力が高く、コミュニケーション能力や学習意欲の高いエンジニアのことを指す言葉です。

周りからつよつよと言われる人達は情報発信も盛んなため、目にする機会も多く、周りが皆優秀に見えて自信をなくすこともあると思います。私は『よわよわエンジニア』だ......と思い、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

そこで、本記事では多くのエンジニアが抱えているであろう初歩的だが重要な6つの悩みについて私の経験を基に簡単に書いていきます。ほんの少しでも役に立てば幸いです。

悩み1 ドキュメントの読み方が分からない

まずは以下の4つを行います。

  • 解決したい問題と求めている情報を明確にする

  • 何のために書かれたドキュメントなのか目的を理解する

  • 先に目次や見出しで全体像を把握する

  • 専門用語は逐一調べながら読む

分かっていない事を言語化してまとめると要点が整理しやすいです。生成AI を活用するのもオススメです。

悩み2 泥沼にハマって何をすれば良いのか分からなくなる

「問題に行き詰まった。多分これをああしてこうすれば良いのかな?あれ、別の問題が出たぞ。こっちを変えると別の問題が発生するなぁ、また新しい問題。うーん、今何やってるんだっけ?」

優先順位の低いものに時間を浪費してしまうことは避けるべきです。担当しているタスクの位置や重要度、期限や完了条件は常に意識する方が良いです。定期的にタスクを整理することで優先順位や今やるべきことが明確になります。一人で無理な場合はチームに共有して指摘をもらうのも良いかもしれません。

悩み3 勉強すべきことが多過ぎる

知っておいた方が良いこと、やった方が良いことはたくさんあります。しかし、自分が本当に今やらなくてはならないことは限られています。もちろん費やせる時間や労力も限られています。

まず、自分がチームで求められていることを把握しましょう。それによって効率的に学習することができます。少しずつで良いので着実に知識を増やしていきましょう。

悩み4 先延ばしにしてしまう

後で読もうと思いブックマークに入れた記事を後で読むことはほとんどありません。溜まる一方です。面倒なタスクを後回しにして後で時間に追われることもあるあるです。

先延ばしは脳の認知リソースを消耗するため集中力が低下します。なるべく先延ばしをしない、先延ばしをする場合はいつやるのか先に決めておくと頭からもやもやを追い出せます。やりたくないことはタスクを分解して最初のハードルを下げましょう。短めの締め切りを設けるのも効果的です。また、やらなくて良いことは頭から捨てた方が楽です。不要なブックマークも消しましょう。

先延ばしについては いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学 という本に詳しく書いてあります。オススメです。

悩み5 自発的にコミュニケーションが取れない

「人と話すのが怖い!無知を責められるのが怖い!相手の迷惑になるかも......」

一番怖いのは問題を先送りにして状況が悪化してから発覚することです。周りはあなたが思うほど怖くありません。頭に浮かぶネガティブなイメージは全て被害妄想です。

先に自分で調べることは大前提ですが、分からないことは質問しましょう。一人で無理ならペアプロをお願いしましょう。タスクに行き詰まっていることを報告するのも仕事の内です。自分からコミュニケーションを取るようにしましょう。もちろん感謝は忘れずに。

悩み6 これからもエンジニアとして働けるか不安

「周りは凄い人ばかり。年下で自分より優秀な人もたくさんいる。私はどうだ?これからもエンジニアとしてやっていけるのか?生成AI で自分程度のエンジニアは淘汰されるのでは?」

まず、周りと比べて落ち込む必要はありません。誰しも得意不得意があります。自分の強みを見つけて伸ばす方が賢明です。変化の激しい世界なので勉強は必須ですが、IT技術に日々触れるエンジニアはAI時代に適した職種です。

また、生成AI は人間の能力を拡張するツールに過ぎません。むしろ使いこなすことでエンジニアの可能性は広がると思います。人間の強みは責任を持てることです。日々スキルや経験を磨くことで、エンジニアとして働き続けることができると思います。

終わりに

頭では分かっていても行動に移すのはとても難しいことです。仕事の悩みは業務のパフォーマンスに影響するため、少しでも悩みを取り除けたら良いなと思っています。

楽しいエンジニアライフを!