FLINTERS Engineer's Blog

FLINTERSのエンジニアによる技術ブログ

【読書感想】フルライフの紹介と当社の取り組み

シンチャオ!CEOの武藤です。 現在、オフショア拠点のあるハノイに来ております。 前回訪れたのはコロナ前の2019年なので約5年ぶりの訪問です。

今回は親会社であるセプテーニ・データ・ソリューションズの役員やセプテーニグローバルの方々と日程を合わせて来ておりハノイの仲間たちとしっかりコミュニケーションを取り有意義な機会にしたいと思っています。

さて、当社では「10周年記念ブログリレー」の133日連続投稿に続き、「梅雨にも負けないブログ祭り」を開催中です。 面接で当社を知ったきっかけや共感していただいた点を聞くと、多くの方にブログを読んでいることを実感し嬉しく思っています。 ブログの内容ですが、今回はチーム戦の企画ということで、私の所属するチームは「たくさん本を読んだで賞」を狙っておりますので私も一冊紹介したいと思います! テーマは「読書感想」です。

今回ご紹介する本は、予防医学研究者であり、当社の社外取締役でもある石川善樹さんの著書『フルライフ』です。

publishing.newspicks.com

石川善樹さんとは役員会を中心に交流しており、いつも面白い話と新しい視点を提供してくださる尊敬する方のひとりです。

『フルライフ』ハードな仕事と長い人生の“重心”はどこにあるのか?

『フルライフ』では、明確な目標に基づいて役割と責任を果たす「Doing(する)の時間」と、特に目標なく過ごす「Being(いる)の時間」のバランスが重要で、限りある時間の中でこのバランスを取るためには「自由」と「規律」の重心を見つけることが大切とあります。

職場のWell-Being度が高いと、職場におけるWell-Doing度(生産性と収益性)も高い傾向があることが分かっているそうです。 では、どうすれば職場がWell-Being度の高い状態になるのかというと最も重要なのは「信頼の文化」を作ることだそうです。 因みにこれは成果を上げる国や組織に共通する文化だそうです。

本書では、「信用」は理性的なジャッジ、「信頼」は感情的な結びつきであると説明されています。 築くのが難しく崩れやすいのが「信用」、一方で何かアクシデントが起こったくらいでは崩れないのが「信頼」。 そして、その「信頼の文化」を作るために必要なことは、相手の「仕事」「人生」「プライベート」を全方位的に気遣うことで下記の3つの問いがお互いコミュニケーションとして行われているかだそうです。

・仕事は順調ですか? ・人生は順調ですか? ・ご家族は幸せですか?

当社の取り組みと成果

当社が掲げるコアバリューのひとつに「充実」があります。 私たちは、公私ともに人生を充実させることを大切にするという共通の価値観を持って集まってきており職場のWell-Being度が高いおかげなのかは計り知れませんか当社の業績は順調に拡大を続けミッション、ビジョン、コアバリューに共感していただいた仲間も増え続けております。 業績が好調でも働く仲間が疲弊していては意味がありませんので最近外部の専門家に社員のストレスチェックを依頼しましたが、全社の総合健康リスク値が全国平均を大幅に下回った(良かったという意味)という非常に嬉しい結果が出ました。 詳細を見ると、社内ではポジションに関係なく相互信頼の値も高く「信頼の文化」の観点からも良かったです。

当社では働き方として裁量労働制やテレワークを中心とした働き方を採用しており、自由度の高い労働環境を提供しています。 一方でその状況を維持するためには、個人はもちろん、組織として自由と規律=自律して運営できていることが前提となります。

コロナを機に働き方も大きく変わり、出社派、テレワーク派と賛否があるなかでテレワーク中心で経営する難易度の高さも理解していますが、感情的な結びつきがしやすくなるような場や機会を作りながら業績はもちろんのこと、信頼の文化を大切に仲間たちとこれからも当社らしい成長を続けていければと思います。