こんにちは。グループ会社から出向し株式会社FLINTERSでPMをしている kida です。
この記事はFLINTERS設立10周年ブログリレーの 104 日目の記事です。
FLINTERSに出向以来、データテクノロジーを活用したマーケティング業務支援プロダクトの開発をしています。 大規模なグループ会社の実業務で即活用されるツールをスモールチームで開発主導でつくれるような環境が、とても面白く心地よく、ありがたいです。
内製の独自ツール開発の価値
世の中に便利な市販ツールがある中で内製で業務支援ツールを開発する場合、意識したいことがあります。
- 対象の業務はそもそも必要なのか?
- 市販ツールがその業務に対応してこないか?
※ 内製ツールと言っても、一人が数日でサッと作るような規模感でなく、それなりに人と時間をかけて作るものの想定です。
ぐんぐん伸びてる市販ツールがある場合、それは注力事業として多くのリソースが投下されているはずで、同じコースに乗ってガチンコのスピード勝負となるとなかなか厳しそうです。
弊社独自のオリジナル業務を対象にしたいです。
また、そのオリジナル業務はそもそも必要なのかという話で、
業務にツールを合わせるな、ツールに業務を合わせろ、という話もある中で、その業務が本当に会社にとって価値をうんでいるのか (できれば長い目で、少なくとも直近で) は確認しておきたいです。(なんなら、その業務をさらに価値ある形に変えることを目指せればなお良い)
それをクリアできれば、内製ツール開発というのは、マネタイズを気にせずに純粋にユーザーファーストを追求できるという、とてもハッピー&エモーショナルな仕事かもしれません。(投資対効果はもちろん気にしないとですが!)
内製にもある大変さ
内製ツールと言えど、何らかの強制力が働かない限りは、作ったけど使われない可能性は多分にあります。ちゃんと「選ばれるツール」を作り、社内GTM戦略も考えないとです。
また、社内と言っても、開発チームが対象の業務に詳しいわけでなく、また、ユーザー部門の方が現場業務を全て把握しているわけでもなかったりするので、実務現場の反応を見て学びを得ながらアジャイルに開発できると望ましいです。
ただ、ユーザーへのヒアリングやユーザーテストをするにも、忙しい中で工数を割いてもらうにはそれなりのハードルがあります。
しかしそこは社内。がっつり協力いただける可能性は社外ユーザーと比べたらだいぶ高く、フィードバックのサイクルも早いはずです。
ユーザー候補を見つけて、コミュニケーションしながら、期待をもってもらい協力を頂きながら、業務フィットするプロダクトを目指していきたいです。
まとめ
内製ツール開発はユーザーファーストを追求できるハッピー&エモーショナルな仕事という話をしましたが、
ハッピー&エモーショナルと言えば、先日、「新規オープンしたお店って、綺麗で、気持ちよくて、木工用ボンドの匂いがするなぁ」と、幸せな気持ちになることがありました。
今後の人生にも、そんなふうに感情が揺れる瞬間が多々訪れるといいな、と、冬の夜空を見上げながら「ごつ盛り ソース焼きそば」を食べて涙する、そんな年末でした。