FLINTERS セールス&マーケティング部の高城です。 FLINTERSが設立10周年を迎えるにあたり 133日間ブログを書き続けるチャレンジ24日目の記事になります。
自己紹介
これまでWebデザイン・ディレクター・PM・スクラムマスターを経験し 営業・マーケティングは未経験の状態から、2021年からセールス・マーケティングの立ち上げメンバーとして入り、現在も活動しています。
この記事は、セールス・マーケティング立ち上げに関わったことで得た学びの1つを紹介したいと思います。
PDCAサイクルを早く回すために意識したこと
新規事業立ち上げには、PDCAサイクルを早く回すことがとても重要です。
確立された運用があるわけではなく、経験がないことだけに、実際やってみないとわからない事だらけだからです。
サービスの内容、リソースなど、現状の環境で何が出来て、それをすると、どんな効果が期待できるのかを 仮説立てし、実践して評価し次の手を検討する。
それを何回も繰り返すことで、現状の環境に最適な施策が見えてくるものだと思います。
そのため、早くサイクルを回すということが重要になるのですが、 自分の業務のどの部分を意識したのかというと、それは資料作成に関する進め方です。
- 競合分析
- 市場調査
- 外部サービス調査
など、取り組みを意識決定をする上で資料を作成する機会が多くあったため自身がコントールしやすく影響が多い領域が、資料の作成時間だったためです。
資料のクオリティを高める必要性を1度考えよう
皆さんも人から資料作成を依頼されて作ったりすることはよくあることだと思います。
つい、「よくできた資料ですね」と思われたくて
- もっと情報を補足したい
- もっと見やすく整えたい
と完璧な資料にしたくなりますが 質が高いものを準備しようとすると、それなりの時間がかかります。
自分の体感としては7割ほどの完成度まで1日で出来る資料の場合。 細かい点まで詰めようとすると完成までに2〜3日かかったりします。
つまり、残りの3割が、最初の7割と同等〜2倍ほどの時間がかかる印象があります。
当然、クオリティが高いに越したことはありません。
ですが、そのクオリティは本当に必要か?を考えてみましょう。
私が作成する資料は、何かしらの意識決定をするための資料を作成するケースが多かったのですが、 7割のクオリティの資料でも、10割頑張った資料でも、意識決定の内容はきっと変わらなかっただろうと思う事が実体験として多く、7割程度の出来であっても、実際それで事足りることも結構多かったです。
となると、7割でも早くアウトプットして、意思決定スピードが早めた方が PDCAのサイクルが早まり時間帯効率が良いと感じました。
この経験から、今では、クオリティを良くしてから提示したい気持ちをグッと抑えて、早くアウトプットする事を優先するように意識しています。
早くアウトプットすることのメリット
実際に7割で早くアウトプットする事を意識してから、他にも良い点がいくつか感じましたので共有します。
すぐ軌道修正できる
事前に十分な認識合わせをしたつもりでも、言葉の受け取りを勘違いしてしまったことで、依頼する人の意図と異なっていたりということはよくあることです。
もし、依頼する人の意図を勘違いして作り込んでしまっていた場合、その分の作業時間が無駄になってしまったということにもなりかねません。
早くアウトプットすることで、軌道修正も早く行えて、早く気がつけて良かったぁ〜となったことも実際ありました。
自分にはない観点を補える
人それぞれに持っている知見、価値観、観点が異なるので作成する資料イメージも人それぞれです。
依頼主が意識決定する上で必要な観点と思っていることが、資料を作成する人になかった場合は抜け落ちてしまうこともあります。
なので、早めに観点を補えるメリットがあります。
メリットの総評
このようなメリットから、早くアウトプットして周囲の意見を取り込む方が、自分1人で試行錯誤してじっくり作成するよりも良いものになる可能性が高く、たとえ内容が不足していたとしても残りの時間で補えるので、結果的に質もスピードも早くなったりするためお勧めです。
注意
アウトプットは早い方がいいと思いますが、だからといって早ければ資料の質はどうでもいいと言っているわけではありません。
自身の考えの反映や、周囲が意見を言うために必要な作り込みは最低限必要で、作成している資料に自身が責任を持つ必要はあります。
まとめ
- なんのための資料かを考えてみる
- 完成度を高めるよりも、アウトプットのスピードを意識する
- 不足していた部分は後で補えばいい
- 責任は持とうね
終わりに
品質がまだ低いとわかっていて、資料展開することは普通に考えると、自分の評価や品質を下げるようで嫌だったり、恥ずかしいことのようですが、その分アウトプットのスピード感が上がることで、最終的に最善の選択になることがあり。価値がある。
今回は、そんな私の資料作成に関する学びについて書いてみました。
資料作成する際は、活用目的を考えアウトプットのスピードについて考えてみると良いかと思います。
ちなみに、FLINTERSの行動規範には、「批判より提案、そして行動を」というものがあり、 意見を求めやすい文化があることも、資料展開する時の抵抗を下げてくれて嬉しいなと感じています。