こんにちは。株式会社FLINTERSの津布久です。
10周年記念ブログリレー26日目は、先日参加したSnowflakeのData Cloud World Tour Tokyoについてのレポートを記載します。
Data Cloud World Tourとは
Snowflakeの最新情報や多数企業の導入事例などが世界各国で紹介される大きなイベントです。
今年は8/3 ~ 10/30の期間、America・EMEA・APJの3地域・26カ所で開催を予定しています。
当日の流れ
私自身が参加した際のスケジュールは以下の通りです。
セッションについては事前に登録したものになっています。
午前にオープニングセッション、午後に各企業によるセッションという形でした。
以降でより詳細な情報を記載できればと思います。
会場
9/8(金)にANAインターコンチネンタル東京でイベントが開催されました。
当日はあいにくの大雨でしたので、念の為受付時間前に着くように移動しました。
会場に入り受付を済ませると、会場マップやトートバッグがもらえました。
Room A ~ DとFで講演、1 ~ 23の数字では企業ブースが設営されていました。
そのほかにも「Snowflakeの限定グッズが販売されるブース」や「景品獲得に挑戦できるゲームブース」、「フォトスポット」などがありました。
午前のセッション
基調講演
Snowflakeの最新情報や特別対談、Data Drivers Awardsの発表などがこの基調講演で行われました。
ざっと見ておおよそ1000人分の席がありましたが、満席の状態でした。
セッションではSnowflake株式会社のCTOやCMO、執行役員の方々が登壇していました。
Snowflakeは4周年を迎え、5年目に突入するそうです。
講演の中で様々な機能が紹介されましたが、時代の流れに適応し成長を続けているという印象を持ちました。
Snowflakeは単なるデータウェアハウスではなく、データレイクからのワークロードからアプリケーション作成も注力しています。
特に今回の発表ではデータ利活用面でのアップデートが多かったです。
Snowflakeのクエリ時間が15%改善
Streamlitと連携することで柔軟なデータ可視化が可能に
顧客の大規模言語モデル (LLM) 開発のために、NVIDIA NeMoを利用可能にしていく予定
NVIDIAとの提携によりLLMの開発が今後加速していくと思いますので、今後も目が離せないです。
昼食
基調講演後は昼食をいただきました。
エビとカツのサンドで見た目以上にボリュームがありました。
午後のセッション
午後は様々な企業のセッションに参加しました。
その中で気になった部分を掻い摘んで紹介したいと思います。
データドリブン経営の実現に向けたデータ活用環境のモダナイズのアプローチ (アクセンチュア株式会社 三原 哲 氏)
様々な組織で、データとAIに基づくデータドリブン経営が求められていますが、従来型のデータ活用環境を単にクラウドに移行しただけでは、その実現は難しいのが現実です。データとAIに基づくビジネスプロセスの変革に必要な考え方、目指すべき姿、実現のためのアプローチについて論じます。
引用元:Data Cloud World Tour - Tokyo - Agenda
データドリブンを実現する際に以下がボトルネックになりやすい。
データが統合されていない
データパイプラインが経年で複雑化
データ関連プロジェクトの進め方
- つくって終わりという思考からの脱却が必要
上記の改善が必要だが、その際に現状の把握も必要。
そのタイミングでアセスメントテストを実施し、レベル分け・その背景を整理したとのこと。
アセスメントテストはモデルに対して、ガバナンスやデータ品質などの各項目ごとで判定を行います。
その後、低いレベルの項目を改善に向けてロードマップを引いたりするそうです。
私たちのチームでも、ボトルネックや提供レベルを把握するために役立ちそうと話が出ていました。
個人的にもやってみたいと考えています。
最新情報:Streamlit in Snowflake (Snowflake株式会社 西阪 一 氏)
SnowflakeとStreamlitの統合に対する最新の機能とPythonを使用して迅速にアプリケーションを構築する方法をデモンストレーションを交えてご紹介します。
引用元:Data Cloud World Tour - Tokyo - Agenda
StreamlitはPythonのフレームワークの1種で、データ分析周りのアプリケーションを開発するのに適している。
また、作成したものは外部へ公開可能で、Snowflakeもマーケットプレイスを通じて提供することが可能。
単純なモニタリングをはじめ、予測やLLMと連携したアプリケーションも作成可能。
特にLLM活用については、これからの1年で大きく機能拡充を行なっていく予定。
StreamlitはPythonを書ければインタラクティブなアプリ作成が可能なので、敷居が高すぎないのが良いなと思いました。
また、Snowflakeで設定したデータの公開設定をアプリケーションにも反映できるのは、単一プラットフォーム内での連携ならではなのかなと感じました。
Snowflakeにはダッシュボード機能が存在しますが、フィルターやデータの表示方法など意図したカスタムにしきれない部分もあります。
Streamlitを活用することで、より柔軟な条件指定や表示もできそうなので触っていきたいです。
セッションの合間にハッピーアワーがあり、お酒が配布されていました。
会場では飲めなかったため、帰ってから美味しくいただきました。
反省点
十分に写真が撮影できなかったこと
講演のスライドや会場でもらえたものについてはそれなりに撮影できており、大体400枚ほどでした。
しかし、会場の様子や基調講演時に会場全体でサイリウムを振っている様子など雰囲気を味わえるものがあまり撮れていなかったことは後悔しています。
撮りすぎて後悔というのはないので、次回以降イベントに参加する際は、楽しみながらも全て撮影する意気でいきたいと思います。
企業ブースで話を聞く時間を作れなかった
当日は企業ブースで話を聞くことが全くできていなかったを後悔しています。
ほぼ全ての時間講演視聴するようスケジュールを組んでいて、講演終了後は次の講演会場にすぐに移動・順番待ちしていました。
つまり、講演会場以外で過ごした時間がほぼないに等しかったです。
しかし今思い返すと、イベント後に資料をいただけるケースもあったので、必ずしも早く並んで撮影しやすい席を確保する必要はなかったかもしれないです。
その順番待ちの時間を企業ブースで話を聞く時間に当てられたならばより良かったと思っています。
まとめ
私は今回初めてこういったイベントに参加しましたが、行く前は不安と緊張がありました。
しかし、会場に行き講演を聞いていると、知見を得る楽しさの方が上回り、行って良かったと思いました。
ここで得た知識を業務に還元していければと思います。