FLINTERS Engineer's Blog

FLINTERSのエンジニアによる技術ブログ

伝え方のコツ

※今回の投稿はFLINTERSブログ祭りの記事です。

こんにちは。昨年、FLINTERSに入社したPMの浜崎です。

最近、若いメンバーから「他の人に自分の話をうまく伝えられない」という悩みをよく聞くようになりました。 確かに私も若いころは悩んでいました…(筆者は40代です)。

私はPMゆえ顧客折衝する機会も多く、コミュニケーション方面で今までいろいろと(窮余の策として)切磋琢磨する機会に恵まれたのですが、役に立った練習法や心がけがいくつかあります。

なので今回は、文章や会話でうまく伝えられないと悩んでいる方向けに、そういったものを紹介してみようと思います。話す・書く、どちらにも使えそうなものを並べてみました。

そもそも話せる・書ける量が少ない

そもそもアウトプットを出すのが苦手…

そんな場合は、巷の文章術などに囚われるよりも、まずとにかく量を担保できるようにするのがいいと思います。

このとき、「自分が考えていることをそのまま書き出す」練習をすると効果的でした。話し言葉でスピーディーに書いていきます。最終的には台本のような文章になります。

慣れないうちは指示語が多かったり文法がめちゃくちゃだったりすると思いますが、気にせず書いていくといいのかなと。最初はこういうとっちらかった感じになると思います。

これから●●の仕事について考えてみようと思う。まず何からとっかかるといいんだっけ?そこから考えるか。パッと思いついたのは△△。あとは✕✕。△△をやるとすると、用意したほうがいいものは…

ただ、どんどん書いていくとそのうち慣れてきて、短い時間でたくさん書けるようになります。話し言葉で考えるので、さくさくアウトプットしやすいです。

そのほかには、以下のようなことをやったことがあります。

  • 書き出す前にマインドマップを描いて、トピックをとにかくたくさん出してみる
  • 自分が当たり前と思っているようなことでも、あえて書き出してみる。相手と前提を共有できて、意外と大事だったりする
  • 一文一文に、主語・目的語・述語や5W1Hを(几帳面に)入れてみる。不足していた情報に気づきやすくなる
  • なるべく正確に話す・書くように注意する。すると、いろいろと付け足さないといけないので、自然に情報量が増えてくる

うまく話したい・書きたい

ある程度アウトプットが出せるようになったら、次はスムーズに伝わるようにしたいですよね。

個人的にすごく効果的だったなと思うのは、「自分が話している動画や音声を確認する」っていう方法です。自分が話している声を聞くのはかなり恥ずかしいですが、頑張って耐えましょう。

さらに、自分が話した内容を文字起こししてみると、「『あー』とか『えー』が多すぎるな」「話し始める時に『たぶん』って連発してるな」みたいに、話し方の癖が把握できるようになります(実はその癖は書き言葉にも現れます)。

見つけた癖をひとつずつ直していくのはそんなに難しくないです。コツコツ改善していけば、いつの間にか無駄な言葉を入れずに伝えられるようになっていて感動します。

相手に伝わりにくい話というのは、無駄な言葉が多かったり脱線が多かったりするものなので、これだけでもだいぶ改善されるかと思います。

そのほかのTIPSはこんな感じです。

  • 一文の長さを20文字〜60文字ぐらいに抑える(ちなみにこれで22文字です。けっこう多い)。長すぎる or 短すぎると伝わりにくくなります。会話だと、より短くしたほうがいいですね
  • 書いた原稿を他の人に添削してもらう。そして、元の原稿と添削後の原稿でDIFFをとって細かく見比べる
  • 修飾語を盛りすぎない。「機能領域における効率的なテストを行うための方針の策定」みたいに、修飾語を文章で入れて盛り盛りにするのも、ついついやってしまいがち
  • フレームワークを活用する。世の中にはいろいろなフレームワークがありますが、個人的には「①主張→②根拠→③例示」がとっつきやすかったです

まとめ

文章術の書籍とかにはあんまり載っていない細かいコツについて紹介してみました。

個人差がある部分なのでそのまま活用できるわけではないと思いますが、参考になれば幸いです。