プロジェクトマネージャーの神谷です。FLINTERSでAI技術を活用したプロダクト作りなどに関わっています。
現在、FLINTERSでは会社設立10周年を記念して、全社員で133日間ブログを更新し続けるという企画を実施中です。こちらのブログはその11日目です。 この企画により、普段はブログを書かない人が書くことも多いだろうということで、今回はChatGPTを活用してブログ執筆を加速する方法を考えてみようと思います。
はじめに
ブログ執筆の流れ
まずは、大まかにブログを書く上での流れを考えてみましょう。
1. アイデアの発想
- 読者の関心に合わせたトピックの選択
- 既存のコンテンツとの差別化を考慮
2. アウトラインの作成
- ブログの大まかな構造やフローを計画
- 重要なポイントやサブトピックのリストアップ
3. 執筆
- 導入の作成
- 本文の作成
- 結論の作成
4. 編集と校正
- 文章の流れや構造の確認
- 誤字脱字、文法ミスの修正
ブログ執筆のつまづきポイント
その上で、ブログ執筆におけるつまづきポイントを5つ考えてみました。
1. そもそも何を書けばいいかわからない
2. 構成が決まらない
3. 文章を書くのが苦手
4. 誤字脱字、論理破綻が多い
5. 最後の結論が決まらない
ここからはそれぞれのタイプ別にプロンプトを書いて、ブログ執筆を加速してみましょう。 ※今回の例ではGPT-3.5の出力結果をサンプルとして紹介しています
①そもそも何を書けばいいかわからない
このタイプの人はまず、何を書くかという部分で悩んでしまっているかと思います。下記のようなプロンプトを使用して、テーマのアイデアを出してもらうのはいかがでしょうか? ちょっと真面目すぎる気もしますが、悪くない結果ではないでしょうか?プロフィール部分や目的をより詳細なものに変更すれば、さらに意図に沿ったテーマを出力してくれると思います。
②構成が決まらない
次に、テーマは決まっているけれど、どういう構成でブログを書くかという部分で手が止まってしまう人も多いかと思います。今回は先程のプロンプトに続けて聞いてみましょう。 無難な感じの構成が出来上がりました。書き始めるのには十分でしょう。
③文章を書くことが苦手
さて、テーマも構成も決まっているが、いまいち文章を書くのが苦手な人もいるかと思います。そんな人にはChatGPTにインタビュアーになってもらい、書く内容を充実させることをオススメします。GPT-3.5だとルールを無視して複数の質問を一気にしてくる場合が多いので、その際は「質問は一つずつお願いします」とたしなめてあげてください。 先程のブログ構成をそのまま送ってみます。その返答。 褒められました。そして、早速ルールを無視してきました。 こんな感じで、書こうと思っている内容についてインタビューをしてくれます。この先は割愛しますが、このインタビューに答えていくと、書く内容も出来上がってくるでしょう。ただ、GPT-3.5はちょっと忘れっぽいので、会話が長くなった際に記憶が飛んでしまう可能性があります・・・
④誤字脱字、論理破綻が多い
こちらは単純ですが、ChatGPTは文章のチェックもしてくれます。 試しに先日投稿された我らがCTOのブログをチェックしてみましょう・・・ドキドキ blog.flinters.co.jp 技術的なトピックについて、一般読者向けにもう少しわかりやすくする余地があるとのことですが、エンジニアブログなのでOKかなと!
⑤最後の結論が決まらない
最後のまとめがどうしてもうまく書けない、という人も一定数いるかと思います。 こちらも実際に直近のFLINTERSのブログを使って試してみましょう。 blog.flinters.co.jp 最後のまとめ以外の部分をデータとして与えてまとめを考えてもらいました。 まずは実際のブログのまとめ部分
何を作ったらいいかわからない人向けに今回は勤怠便利ツールを例にまず身近なちょっと不便な点を解決してみるのはどうですか?という提案をしてみました。 完成させると日々の少し面倒くさい作業が楽になりますし、自分の作った便利ツールには愛着が湧くので少し機能が足りなくても使っていけます。 もしかしたら作るのに使った時間分そのツールで節約された時間は上回ることができないかもしれませんが、その途中で得られた学びはそれ以上に価値があります。 ぜひ皆さんもちょっと不便だなぁと思っているものを少し便利にしてはいかがでしょうか?
次にChatGPT作成のまとめ かなり近いことを言っているんじゃないでしょうか!
最後に
今回はChatGPTを使ってブログ執筆を加速する方法について書いてきました。ここに書いた全てを使って最初から最後までChatGPTでブログを書くことは全くオススメしていません。あくまで自分の不得意なポイントをサポートしてくれるツールとして活用していくというのが、AIとの良い付き合い方ではないでしょうか?私は人間が書いたブログを読みたいです。
最後に私の好きな曲を置いておきます。もちろんこの曲は人間が作っていて、人間が演奏しているものです。 youtu.be