FLINTERS Engineer's Blog

FLINTERSのエンジニアによる技術ブログ

クラウド二刀流エンジニアを目指してみた話

はじめに

こんにちは。 株式会社FLINTERS に出向中のおのきです。

この記事は10周年記念として133日間ブログを書き続けるチャレンジの 8 日目の記事です。

現在、肩書きはマネージャーですが、自称データエンジニア / クラウドエンジニア / システムエンジニアとしても動いています。

10周年ということで、ここ10年を振り返ってみると、クラウドであったり、リスキリング、最近では二刀流も話題になっていることもあるので、 元々利用歴も長かった AWS、Google Cloud のArchitect 認定証を取得してクラウド二刀流を目指してみた話を書いてみようと思います。

取得した認定証

前提と経験値、モチベーション

  • 年齢:40代後半
  • Cloudの利用歴 約 10 年(業務利用歴はAWSが多め)
  • システムエンジニア歴:ざっくり25 年ぐらい。Networkやインフラ系の知識は中の上ぐらい?
  • Professional Data Engineer(以降PDE) は取得済。その取得時にSkills Boostでオンライン講習は受講済
  • パートナーとしてAWS Solution Architect の講習を受けて、半年から 1 年ほど経過してる

あとは、受験と認定証取得のモチベーションとしてですが、 15 Top-Paying IT Certifications of 2022 - Skillsoft を2021年ぐらいからWatchしてたということで利用も多いし、社内で質問もポツポツあるしそこそこ知ってるつもりなので取得してみようかな、 というのとクラウド系イベントでのラウンジ利用でドヤりたいのがきっかけだったりします。 (2021年版ではPDEが1位だったかと)

PCA 取得までにやったこと

  1. まず、cloud.google.comこちらで概要把握と模擬試験をやってみる。 問題数は少ないながらが受ける前でどの程度わかっているかを把握して何が足りてなさそうかを理解しておきます。

  2. 続いて早いと思うかもしれませんが、日程をとにかく決めて支払いを済ませる。これが重要。 歳のせいかもですが日程が決まっていないととにかく色々言い訳を用意して後回しにする傾向があるのでさっさと予定として組み込みます。支払いも済ませちゃうので気持ちとしては受ける方向に傾きますw ※日程は2回ほどまでは変更可能なので最終的には調整可能!で、自分も実際調整不可なところまで調整し切りました。。;

  3. 参考書探す。 参考書の必要性は悩みましたが、PCAは取得したことがないこと、出題範囲も広いものだったのとGoogle Cloud全体を体系的に知っておこうという目的で用意しました。 実際利用したのは、https://amzn.asia/d/ey6GzMDamzn.asia 選択意図としてはGoogle Cloud についてはUpdate頻繁なので受験・勉強のタイミングで出版されている最新のもの、試験用にChapterなどある程度カテゴライズされているというところで選びました。 また、日本語翻訳されたものだと出版されるまでの時間で最新ではなくなるのかなということと、PDE取得でも公式の洋書を利用したので今回も洋書でいいかなという選択。 中身全部見るというより理解が弱そうなChapterだったりサービスを見返すのに利用した気がしますし、Google Cloudのドキュメントと行ったり来たりというのが実際のところでした。 受験が終わってからの感想ですができれば極力お金をかけたくなかったのと問題集ではなかったので、なければないでも良いのかも?

  4. 問題対策。 他の参考書だったりオンラインでの講習や問題集購入などを考えましたが、極力お金かけずにと思ってたのとオンラインサービスで勉強するという習慣に慣れていなかった、かつ鮮度や情報として信用できず、Google Cloudのドキュメントで済ませました。 とにかく自分の利用しないサービス(知識や情報量が弱い部分)については、ひたすら概要や機能→ユースケース、ベストプラクティス、今だとCloud アーキテクチャ センターを読み漁るのが良いのかなと。

  5. 受験。 オフライン(都内の試験センター)で受験してます。理由はオンラインで無駄に緊張する、部屋にものが散乱してて片付けから必要というところでした。 PDE含め2回ほど試験センターで受験した経験もあったことや、仕切りありで試験時間も2時間で適度に集中できて周りも気にしない自分にとってはそちらが良いと思ってます。 オン・オフ関係なく、試験の合否暫定結果はすぐに出るのでその時は流石にドキドキしました。

  6. 合格後。 最終的な結果などのメールがきますが、Google Cloudでは認定グッズがいただけます! 計3回ほど受けているので、自宅にはバッグ2つ、パーカー1つが飾られてますw

以上、PCAでやったことでした。

SAP 取得までにやったこと

長くなってきたのでちょっと端折り気味で・・

  1. PCAと同じく、まずは、 aws.amazon.com から概要とサンプル問題をやってみました。 ポイントとしてもPCA同様で学ぶ上でわかっていない部分の状況把握ができると良いかと思います。

  2. こちらも同様で、日程をとにかく決めて...(以下略

  3. 参考書。Amazon.co.jp: AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 電子書籍: 山下 光洋: Kindleストアを購入。 Google Cloudとは異なることとしては問題もついてきているものを選択しました。体系的にというところや評価の高さもありますが、問題や傾向含めた肌感が全くなかったというのが理由。 全て読んだかと言われると微妙ですが、Google Cloudの知識をベースにAWS側での同系サービスの違いを把握というのをポイントとして見てました。

  4. 問題対策。 SAPの場合は問題集である程度カバーはできてたと思いつつ、AWSでのベストプラクティスという面ではGoogle Cloudと同じようにドキュメント漁りをメインで行い、ユースケースごとの取りうる選択肢を頭に入れることをしてました。 結果として他クラウドでのプラクティスが頭に残ってたのでそれほど違和感もなく学べたのかなと思います。

  5. 受験。 PCA同様オフラインで(以下略)。 ただ、PCAより問題も多く3時間という長丁場でもあったので試験の合否暫定結果が出る頃にはかなり体力消耗していて、あまり記憶がなかった(あれ?合格だったと思うけど・・)という状態でした。

  6. 合格後。 結果の連絡がメールできます。PCAやGoogle Cloudと違うところとしては、ざっくりですが点数やどこで点数が取れているか、取れていないかもついてきます。 自分の結果としては、普段利用しない複数アカウントの管理だったり、それに付随するサービスのところがとにかく悪かったようでした。(点数は内緒にしておきます) あとは、他試験のバウチャーとSAPの試験作成Grへの参加権がいただけます! ちなみに、AWSの場合認定期間 3 年とPCAより 1 年長めに設定されてます。

以上、SAP編でした。

PCA、SAP取得してみて

統一感ないんですが、、個人的に思ったこととして、

  • まず中身決めるより日程を抑えてしまうことが重要
  • クラウドとして各社細かい部分は異なるのかもしれないが本質はそれほど違わないし、ベストプラクティスといってる内容は同じ
  • クラウド二刀流エンジニアかどうかと言われると今のところ二刀流ではないと思う。けど、チャレンジしてみて、取得できたというプロセスとしては大事かも
  • クラウド関連の権限やらセキュリティ、アーキテクト選定に関してはちょっと口うるさくなってるのかも
  • ラウンジでドヤるということは結果できず。イベント参加しラウンジには行ったもののみんな当然認定証持ってるので入ってしまえばそれほどドヤれません
  • LinkedInの情報が埋めれる

といったところでした。

おわりに

長文となってしまいましたが、そろそろ認定の更新時期ということもあり、自戒の意味でも当時(1年半ほど前ですが)を振り替えってみました。 少しでも参考になれば幸いです。

9 日目の記事もどうぞお楽しみに!