こんにちは。FLINTERSでシステム開発プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務める加藤です。突如始まる \FLINTERSブログ祭り/という企画が弊社内で絶賛発動中で、梅雨時のジメッとした気分を社員みんなでブログを書いて吹き飛ばそうということで、私もブログリレーに奮って参加しております。
まえおき
今回は、プロジェクトマネジメント力の育成をテーマに書こうと思います。想定の読者は、プロジェクトマネジメントをする職務についているけどまだ経験が浅くて日々悩んでいる人にちょっとした気付きが提供できればと思っています。
FLINTERSは、もともとは広告代理店セプテーニの一つの部署だったものが、システム開発会社「セプテーニ・オリジナル」として2014年の1月に分社化しました。
当初はセプテーニ向けの広告運用補助ツールや効果測定ツールなどを主に開発していたこともあり、エンジニアは積極的に外部人材を求めて中途採用を行いましたが、プロダクト/プロジェクトマネージャー(PM職)(当時はすべてをスクラム開発で行うという野心をもっていたので、プロダクトオーナーとスクラムマスターですね)は、セプテーニ出身の元営業部門や運用部門などのメンバーが出向・転籍などの形をとりながら、書籍や外部研修などを見様見真似で開発プロジェクトの企画や進行管理をしていきました。私もそのご多分に漏れずその一人でした。
システムが解決しようとするドメインについては専門知識を持っているが、システム開発自体は素人というPM職が進行するプロジェクトばかりであったため、私達と一緒に働いていたエンジニアの皆様の苦労は大変なのものがあったでしょう。10年前のチームの皆様ごめんなさい。
さて、そんな開発素人のPMばかりであった弊社ですが、お取引頂けるお客様のご支援のおかげでなんとか10年を迎えることができました。10年続けていれば、私のように開発素人であったPMも(多少は)開発のことがわかるようになってきましたし、エンジニアからPM職へ転向する者や、PM職を長年経験していた人が転職して仲間になってくれる人、お取引会社から出向で参加してくれる敏腕PMなどなど、発足当初と比べれば大分多才で厚い陣容になってまいりました。
さらにこの1、2年では未経験者のPM職を採用し、育成しようという野心的な目標を掲げ組織的な整備をすすめています。 こうした取組についても、いつか機会があればブログ投稿してみたいと思います。
さて、長い前置きになりましたが、これからが本題です。
PMよ、さあ旅に出よう
とくに未経験からPM職を務める場合、なかなか周囲からも自分自身からもうまく仕事が出来ているか実感がつかめない時間が続くのではないでしょうか。私自身も少しずつ貢献できている実感がつかめてきたのは担当して3つ目くらいのプロジェクトからでした。
ただし、そうは言っても、なかなか貢献できている実感をつかめずに毎日働くのもしんどいと思います。 どうしたらもっとうまく仕事が進められるのだろうかと、研修資料を見返したり、おすすめされた書籍を読み漁ったり外部勉強会に参加したりなどなど、どれも良い方法だと思いますが、そればかりではつかれてしまうでしょう。
そんなときは、そうです。パーッと仕事を放りだして(ダメです。ちゃんと引き継いでください!!)旅行を計画して、旅に出かけて息抜きしてきてください。
旅行の仕方によっては、日々学んでいるPM力を向上させるヒントが詰まっていることに気づくと思います。
最高の旅行にしよう
そのためには、ふらっと突然一人で1日だけ旅に出るというような旅行や旅行上手な友達や家族についていく旅行ではなく、ここ数年で最高の旅行計画を自分で立案してやろうと意気込んで計画してみてください。
観光名所目指してぎちぎちに分刻みのスケジュールを立ててみるのもいいですし、意図的に空白の時間をつくって、旅先での直感に任せて行動する時間があってもいいでしょう。 移動手段はどうしますか。せっかくなら食事も美味しいものを食べたいですよね。でも胃袋は無限ではありませんし、人気店はふらっと訪ねて席が空いているとは限りません。ホテルだってせっかくなら良いところに泊まりたいですよね。 でも時間も体力もお金も無限にあるわけではありません、制約のなかで最高を目指す必要があります。
また、旅にトラブルは付き物です。計画通りに進まないことはきっと起きます。そのときにちょっと無理して(たとえば予算を上げてタクシーを使うなど)計画にキャッチアップすることもあれば、目的の観光地を1つ2つ諦めることもあれば、新たな場所を目指すこともあるでしょう。得たい成果は旅行が終わったあとに、今回の旅行は最高だったなと思えることです。
一人旅行でもいいですが、できれば複数人と行動をともにする旅行であれば尚良しです。一人旅行の場合は、短期間に複数回旅行に行くことを計画しましょう。
旅行とプロジェクトマネジメントが交差する場所
旅行計画は、プロジェクト計画と多くの共通点があります。まず、目的地の選定はプロジェクトの目標設定と似ています。どの観光地を訪れるか、どのアクティビティに参加するかを決めることは、プロジェクトのスコープを定める作業と同じです。また、予算の管理も重要です。旅行の予算を立てる際には、宿泊費、食費、交通費などを計算し、予期せぬ出費に備えて予備費を設定します。これはプロジェクトの予算管理と同じですね。
さらに、旅行中のトラブル対処もプロジェクト管理の一環です。飛行機の遅延やホテルの予約ミスなど、旅行中には様々な問題が発生します。こうした問題に迅速に対応し、最善の解決策を見つけることは、プロジェクトマネージャーに求められるスキルと一致します。計画通りに進まないときに冷静に対処し、柔軟に対応する力が養われます。
そして、旅行のコミュニケーションとチームワークは、プロジェクト管理におけるコミュニケーションスキルと直結します。旅行先での現地の人々とのやり取りや、同行者との協力は、プロジェクトチーム内のコミュニケーションと同様に重要です。異なる文化や背景を持つ人々と円滑にコミュニケーションを取り、協力し合う能力は、プロジェクトを成功に導く鍵となります。
これらの経験を通じて、プロジェクトマネージャーとしてのスキルが自然と向上していきます。旅行を計画し、実行し、振り返ることで、新たな視点やスキルを得ることができるのです。これはプロジェクトの振り返り(レトロスペクティブ)と同様に、次の計画をより良くするための貴重なフィードバックとなります。だからこそ、旅行は単なるリフレッシュの手段としてだけでなく、自己成長のための重要なツールとして活用する価値があるのです。
最後に、旅行を通じて得られるリフレッシュ効果も大切です。プロジェクトマネジメントはストレスの多い仕事で激務の1つだと私は思っています。旅行によって心身をリフレッシュすることで、仕事に対するエネルギーやモチベーションを高めることができます。リフレッシュした心と体で新しいプロジェクトに取り組むことで、より良い結果を生み出すことができるでしょう。
FLINTERSなら旅行ができる
これはあまりお知らせしたくない内容なのですが、実は、FLINTERSはセプテーニグループの一員として、かなり充実した夏季休暇制度を持っています。 入社日時期により初年度の付与日数が5日間になる場合はありますが、通常の有給休暇とは「別途」4月から〜8月末にかけて有給が10日間追加で付与されます。
またコア・バリューとして、先進(Advance)、匠(Excellent)、充実(Life)の3つを掲げ、仕事面だけでなくプライベートも充実させることを大切にしています。
PM職の中途採用も若干名ではありますが募集しておりますし、新卒採用も若干名は今後も続けていこうと考えています。もし興味を持ったよという方がいらっしゃいましたら、
をちらっとでも見て頂けたら嬉しいです。
私もまだまだPMとしての力不足を日々感じているため、この夏季休暇を利用して、旅行を5月、6月、7月で7回計画しています。PM力を伸ばすためです。許してください🙏🙏🙏。 (ご理解あるお取引先の皆様、チームメンバーの皆様本当にありがとうございます。)